WordPressを複数のユーザーで運営しているとき、投稿やメディアに関しては自分以外が投稿したものも、標準で表示されるようになっています。
特にメディア関してはフィルタをするような項目がなく、自分が投稿したもののみを表示するような仕組みが用意されていません。
そのため、自分が投稿した画像を他人に利用されてしまったり、逆のこともできたりと、少々お粗末な管理になってしまっています。
フィルターフックを使って表示を制限
WordPressではWP_Queryクラスを利用して、一覧や詳細画面を表示する際にデータベースから投稿を取得してきます。
そこで、WP_Queryクラスが投稿を取得する前に、今現在ログインしているユーザーの投稿やメディアのみを取得するようにクエリを書き換える事で、上記のような問題を解決することができます。
下記のコードをfunctions.php等に記述してください。
function my_pre_get_posts_filter(&$wp_query) { global $pagenow; $user = wp_get_current_user(); if (WP_ADMIN && ($post_type = $wp_query->get('post_type'))) { if (in_array($pagenow, array('media-upload.php', 'upload.php')) && $post_type == 'attachment') { // メディアの表示情報を制限 $wp_query->set('author', $user->ID); } } } add_action('pre_get_posts', 'my_pre_get_posts_filter', 10, 1);
管理画面で表示しているかどうかの条件判断についてはもっと良い方法があるかと思うんですが、とりあえず上記コードで問題無く動作しています。